EHDP-220　ピンバータイプ脱磁器

●脱磁方法と使用上の注意１

●ファーステックの脱磁器は距離減衰型脱磁器です。脱磁器の脱磁面上の交流磁界を発生させて、遠いところから徐々に近づけることで、ワークに帯びた磁気の向きを変化させ、一方向に向いた磁気の向きをランダムにさせていき、脱磁します。

●最初にワークを脱磁器の端から約20cm以上離したところから徐々に脱磁器の脱磁面上に近づけ、脱磁面上を矢印の方向に通過させたら、脱磁器の端から徐々にワークを離していき、約20cm以上離したところで脱磁作業が終了します。

●脱磁器の脱磁面上を通過させるスピードは5秒程度が適切です。

●脱磁器は電磁誘導作用のため、脱磁面はかなり高温になりますが、使用に差し支えありません。ただし、使用率は必ず守ってください。

●使用率が１００％未満のものは５分を超えて通電させてはなりません。　使用率＝通電時間÷（通電時間＋遮断時間）ｘ１００で求めています。

●脱磁機の電流の大きさによって脱磁できる範囲、深さが変わります。大きな電流を流すほど広く、深く脱磁ができます。

●脱磁効果はワークの条件によって大きく変わります。ワークサンプルをお送りいただけましたら脱磁効果を確認いたします。お問い合わせください。