
3.サイズの選択
最後に上記パイテープのサイズ表があります。測定するサイズに適したサイズのテープを選択してください。
このとき、たとえば、外径の1200mmを測定したい場合、PM4(900-1200mmO.D.用)とPM5(1200-1500mmO.D.用)の2種類がありますが、
この場合はPM4(900-1200mmO.D.用)を選択してください。上限についてはバーニアを読み取るために若干目盛を追加しています。反面、下限に
ついては全く余分な目盛は付いていませんので、PM4(900-1200mmO.D.用)の場合は、900mm未満が全く測定できません。
外側直径、外側円周を測定するときは、テープに2.25kgのテンションを掛ける必要があります。パイテープご購入のときはパイテープ用テンショナーも
同時にご購入していただくことを推奨いたします。
●校正について
パイテープ社は、A2LA認定試験所となりました
認定試験所A2LAは、パイテープ社の校正分野における技術的適格性を認定しています。この試験所は、国際格ISO/IEC 17025:2017に準拠して認定されています。この試験所はまた、R205 ‒ 特定要件:校正試験所認定プログラムにも準拠しています。この認定は、定義された範囲における技術的能力および試験所品質管理システムの運用を証明します(2017年4月付のISO-ILAC-IAF共同声明を参照)。
すべてのパイテープは校正済みです
すべてのパイテープは、メーカー出荷前に校正を受けて、それぞれのパイテープにA2LAシンボルマーク付きの校正証明書が付属しています。
流通在庫について
弊社に在庫している流通在庫については、上記の理由により校正されてから月日の経過しているものになります。お客様のISOの手順書により校正間隔が使用開始日から始まる場合は、校正されてから月日の経過したものを使用されても特に問題はありませんが、ISOの手順書により校正間隔が校正された日から始まる場合は、その都度校正してから発送を推奨します。この場合、弊社にある流通在庫はお使いいただけませんので、弊社からその都度メーカーに注文し、輸入したテープを納入させていただく必要があります。アメリカからの輸送には納期がかかりますので、納期につきましては都度お問合せ下さい。弊社はお客様からご要望がありましたら、その都度アメリカからパイテープを取り寄せします。ただし、ご要望がない場合は流通在庫を優先
して出荷いたします。予めご了承頂けますようお願いいたします。
再校正について
お客様が使用中のパイテープを再校正することは可能です。日本国内でもパイテープの再校正サービスを行っている機関がありますが、パイテープ社の校正方法と異なることがありますので、パイテープの再校正はメーカーにご依頼されることを推奨いたします。再校正にかかる日数は都度お問合せを頂けますようお願いいたします。
再校正されたテープの校正証明書にはお客様の英文社名を記入することが可能です。(和文はあいにくできません。)その場合は、お客様の英文社名をお知らせください。同様に管理番号の記載が必要な場合も必ずご注文時にお知らせください。この場合も英数字のみの記載となります。
また、校正証明書の有効期限については、パイテープ社の推奨している校正間隔が1年のため、お客様からのご指示がなければ、1年間とし、校正した月日の1年後の月日を証明書有効期限とさせていただいています。万が一、校正間隔が2年あるいは半年の場合は、ご注文の際に必ず校正証明書の有効期限のご指示をいただけますようお願いいたします。
校正証明書の訂正はできません。社名等に間違いがあった場合は、全て証明書の再発行となり、再発行手数料がかかって参ります。
校正間隔について
パイテープは使用開始後、1年に1度再校正を受けることをご推奨します。再校正は当社にて承り、全てアメリカパイテープ社に送って再校正を行います。
A2LAシンボルマーク付校正証明書について
同じA2LAシンボルマーク付校正証明書であっても、パイテープ社で校正した場合、TURは2:1となります。TRESCAL社にて校正した場合、TURは4:1となります。お客様からのご要望がありましたら、別費用にてRESCAL社にて校正を実施し、TRESCAL社発行のA2LAシンボルマーク付校正証明書の発行が可能です。TRESCAL社によるA2LA校正についてはお問い合わせください。
TRESCAL社:Test Uncertainty Ratio (TUR) は、4:1以上
パイテープ社:Test Uncertainty Ratio (TUR) は、2:1以上
Test Uncertainty Ratio(TUR)とは、許容差Tと拡張不確かさUとの比である
●パイテープについて
世界最高レベルの直径・直線距離測定器
パイテープは、円筒型のワークの外径、パイプの外径・内径、Oリングの内径を精密に測定する優れたテープです。
パイテープは1本のテープを2分割し、片側に本尺目盛、もう片側に副尺目盛を備えた細いテープからできています。このテープを直接被測定物に巻き付け、本尺目盛と副尺目盛の両方を使って被測定物の直径を読取ることができます。これらの目盛りは円周のサイズを直径に置き換えていますので、測定者は単に目盛りを読み取るだけで直径を正確に即座に測定することができます。パイテープの3,600mmまでの外径測定用標準テープは、±0.03mmまでその精度を保証しています。
リニアテープは、ワークのサイズを0.1mm単位で測定できる優れた直線距離測定器です。測定できるサイズはリニアテープが沿わせることができるものであれば、どのような長いものでも測定することができます。全てのパイテープとリニアテープは出荷前に校正を受け、それぞれにA2LAシンボルマーク付校正証明書が添付されています。
パイテープの歴史
パイテープの創業者であるノーマン・コリンズが、1944年、ガスタービンの分野では当時世界屈指のメーカーであるアメリカ、カリフォルニア州サンディエゴにあるソーラータービン社で働いているときに、円周測定を利用して直径を正確に測る測定方法を発明しました。
その後、レオ・コックランがノーマンの発明を見て新会社設立を進言しました。その後ノーマンの会社が成長すると、次にノーマンは、退役したアトラスミサイル誘導システムの射程技術者であるハロルド・フィリップスを紹介されました。
1966年には、ハロルドとノーマンは共同経営者となり、会社名もノーマン・コリンズ社からコリンズ・フィリップス・ツール社となりました。
1988年には、社名を商品と同じ名前であるパイテープ社とし、パイテープの会社名、商品名、トレードマークが非常に正確に直径を測定する測定器として、広く世界に知れ渡ることとなりました。
優れたパートナー
コリンズとフィリップスとパイテープの歴史はアメリカの航空宇宙産業の最も革新的な時代と平行して歩んできました。 ジェミニ計画、アポロ計画、サターン計画においては全ての計画でパイテープが利用されました。
ゼネラルアトミック社, NASA, ロッキード社, ロケットダイン社, ライアンエアロノーティカ社, ソーラーターバイン社, ROHR社, コンベア社、ゼネラルダイナミックス社、ボーイング社、マーティンマリエッタ社等、多くの会社がパイテープを利用し、製品の向上に役立てています。
今日、パイテープを生産するために使用される技術は過去60年の間に非常に進歩しました。温度制御された校正検査室、コンピューター制御されたマーキングシステムなどを導入し、パイテープ社は絶えず世界最高水準の製品を生産できるよう改善を継続しました。
パイテープはアラスカのパイプラインから印刷用ロール、発電用タービン、ガスタービンからPVC押し出し機、航空宇宙産業からタイヤ産業まで世界を牽引する主要な産業で60年以上もの年月にわたり使用され、日本国内においても日立製作所、東芝、三菱重工業、IHI、荏原製作所、JFE等、日本を牽引する主要な大手企業様に使用されています。(敬称略)
